こんにちは、『アポロニア21』副編集長/出版アドバイザーの水野麻由子です。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
コロナ禍の影響により、自粛生活が続きました。中には引き続き、オンラインでの活動をされている方も多いと思います。
まだ油断ならない状況の中でも、なにかできることがあるはずと思い、ウェブセミナーという形で医院の未来を考えるオンラインワークショップを開催しました。
1回目は、5月28日(木)。
再放送は6月6日(土)と7日(日)に期間限定で配信しました。
今回はその模様をレポートします。
『アポロニア21』副編集長/出版アドバイザー
『アポロニア21』の他、『歯科医院のラクわかり経営学』『食べる・飲むメカニズム』『歯科医院デザインCatalog』など経営書を中心に、約40冊の書籍を編集。
歯科医院ごとに、新型コロナの影響はさまざまあると思います。
あるコンサルタントの先生によると、
「4月の段階で、クライアントの医院は、地域差はあるものの20~50%売上が落ちた」
とのことでした。
精神的につらい原因は、現状の苦労だけでなく、先が見えないことかもしれません。
これから世の中がどうなっていくのかについて、ひとつだけはっきりと言えることは、「どれだけもっともらしい理由や裏付けが示されていたとしても、ひとつとして確信のある予測はない」ということです。
この、「先のことはわからない」という状況で、院長(経営者)や医院が元気になる方法を考えていきたいと思います。
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1章:院長が最優先でやるべきこと
新型コロナの問題が拡大し始めたとき、スタッフと医院の対応について話し合ったり、医院規模を縮小したり、マスクやアルコールを確保したり、回転切削器具の使用を最小限に抑えたりと、いち早く動いた院長には、共通の特徴がありました。
「新型コロナの問題は、長期化する」と、早い段階から考えたことです。
このような先生方は、外出自粛が長引いても、心のダメージは小さく、制限の多い日常生活の中に、楽しい時間を積極的に確保していました。
災害精神医学の専門家である筑波大の高橋晶准教授も、「不安や抑うつ、絶望感などは誰でも起こりうる反応だが、長期化するかもと気持ちを切り替えた方が、現状を受け入れやすくなる」と述べています。
心のダメージを軽減するカギは、「長期戦であると考えること」にあるようです。
ここで、医院での「短期戦の発想」「長期戦の発想」について、簡単にまとめておきます。
短期戦の発想―NG
- がまんする、がまんしてもらう(患者さんやスタッフなど)
- 待つ(政府が助けてくれるのを…、ワクチンが開発されるのを…)
- 無理してがんばる
⇒自分も周囲も、疲弊していく
長期戦の発想
- 自分が得意なことに絞り込む(無理を無くしていく)
- スタッフ、患者さんに安心してもらえる方法を考える
- 今、この状況でできることや新しいニーズを考える
- 自分のエネルギーを確保する
⇒エネルギーを効率的に使い、新しい形で医院を継続していける
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1章のまとめ
院長が最優先でやるべきことは、大きく、以下の2つが柱になりそうです。
1.「長期戦の発想」に切り替えて医院の今度を考える
2. エネルギーを確保する
今は、疲れ切っている院長が多いように感じます。
エネルギーの確保のために、楽しい時間、リラックスする時間、運動する時間なども、意識して持つようにしてみましょう。
後編では、
長期戦を戦うために必要な材料を具体的にあぶりだすワークショップを行います。
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