歯科には歴史書が少ない!
「小説家であり、歯科医師であった亡き父の本を、後世に残る形で出版したい」と、
著者の片岡繁男氏の息子さんから相談を受けたのが、そもそもの始まりでした。
息子の片岡英男氏は、
「一般向けに全集を出版する予定だが、
この小説だけは、歯科の出版社から出すべきと考えた」とのこと。
弊社との出版条件面の話し合いもクリアし、出版することになりました。
弊社の担当は、
「常々、歯科界には歴史書が少ないと残念に思っていた!」と名乗りを上げたYです。
この小説は、元々、昭和52年に
『デンタルダイヤモンド』で連載したものでしたが、発行元のデンタルダイヤモンド社の濵野社長も弊社で出版することを快諾してくださいました。
主役は日本歯科大学の創立者ということで、まずは現日本歯科大学学長であり、中原市五郎氏のお孫さんに当たる中原泉先生にあいさつにうかがいました。
すると、
「祖父の本は今まで4冊出ているが、
青年期にも光を当てた本は初めて」と出版を喜んでくださり、歴史的事実や登場人物に誤りがないかなどを、無償で確認してくださることに。
本当に丁寧に見てくださり、真摯な人柄が垣間見えました。
みんな「歯科医師で小説家」!
著者の片岡繁男氏は、芥川賞作家である火野葦平氏が主催する『九州文学』の同人として、数多くの詩や小説を発表しています。
そして、今回編者を務めたご子息の片岡英男氏も、随筆作家として多くの作品を発表。
さらには中原泉氏も、数多くの小説を書かれている文学者として知られています。
その彼が敬愛する作家として名を挙げたのが火野葦平氏と高村光太郎氏でした。
筆者の息子と、主役の孫が対談(どちらも歯科医師で小説家!)
日本歯科新聞に掲載するために行った中原学長、片岡繁男氏の対談の席は、
歴史好きの担当Yも交え、大いに盛り上がり、あっという間の2時間でした。
歯科医師で小説家という縁もあって、中原学長は作家としての片岡繁男氏もよく知っていました。
「歯科医師で作家という魁のような方です」と述べ、
「片岡先生が祖父の小説を書いていたというのは知りませんでした。
しかし、それが今回、本として出版されたというのは本当に感謝です」と話してくださいました。
そして、医学と文学が融合すれば医療は人間により深く関われるだろうと前々から思っていたという持論を強調されていました。
片岡繁男/B6判/214p/2,400円+税(送料別)
表紙、詳しい目次、中身の一部は、こちらからご覧いただけます。
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