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歯科衛生士も気軽に読める 摂食嚥下のメカニズムがわかる本

こんにちは!現役歯科衛生士の大場です。

訪問歯科診療の訪問先で患者さんのご家族から、「食事をあまりとってくれない」「食事介助がうまく出来ない」と相談を受けたことはありませんか?

はたまた、一般歯科医院で働いている中で「子どもが食事に集中してくれない」などと相談を受けることもあるでしょう。

私自身、一般歯科で検診中の患者さんとの会話の中で、
「最近おばあちゃんの介護が必要になって・・・」
「子どもの離乳食が始まったんだけどコツが知りたくて・・・」
など相談を受けた際、うまく答えられなく反省したことがありました。

そんな時にうまく返答ができたり、良いケアが行えるようになる本を紹介します。

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摂食嚥下の相談を受ける歯科医は多い

歯科と摂食嚥下はあまり関係ないと思われがちですが、実はとてもよく相談を受けます

歯科と摂食嚥下

「訪問診療でよく受ける相談でもある摂食嚥下障害」

「おじいちゃんの食事介助が必要になってから食事をあまりとってくれない」
介護食になると食事の楽しみがなくなり、食事量が減ってしまう方もいます。

いきなりソフト食やきざみ食に移行しなくても、改善が望める場合があります

他にも、嚥下機能に問題がなく手の麻痺で食事介助が必要になったパターンもあるでしょう。その場合は介助の仕方の工夫で改善するかもしれません。

「子どもの食について悩む保護者は多い」

子どもの食について悩む保護者も多いです。「子ども食事中に落ち着きがなく、だらだら食べになってしまう」と聞かれたら、皆さんならどうアドバイスするでしょうか。

この本では食事の環境づくりから姿勢、食べるときのスプーンの使い方のコツなどが書いてあり、一人ひとりに応じた具体的な解決策が見えてきます。

「誰に相談していいか分からず悩む人も

介護する家族は、誰に相談していいかわからないと悩んでいる人も多いです。
もし、歯科治療や検診で来た患者さんとの会話で「実は最近親の介護が始まって」なんて話になった時に食事介助のアドバイスができたら、ケアする方の負担を軽くするお手伝いになります。

どうしたらいいのか、だれに相談していいのかわからず悩んでいる方を歯科側からサポートできることはたくさんあります。

そんな悩みを解決してくれる本がこちら↓

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「食べる・飲むメカニズム」はこんな本

食べる・飲むメカニズムの紹介
作者紹介

この本は、長年にわたり障害児や高齢者の摂食・嚥下の問題に取り組み、歯科だけでなく幅広い分野で高い支持を得ていた柴田浩美(摂食アドバイザー/歯科衛生士)さんが、3年間にわたるアメリカでの研修留学や、現場から得た考えに基づくものをベースとしてまとめたものです。

柴田浩美さんの意志を引き継いだ摂食研究会の役員の方(保育士、歯科衛生士、社会福祉士、管理栄養士)が全面的に協力し、さらに歯科医師の大野康先生、氏家賢明先生のエッセイも掲載されています。

介助される側の体験ができる本

介助する側の技術書や指南書はたくさんありますが、「食べる・飲むメカニズム」の第1章では、介助される側の体験ができる項目があります。

また第2・3章では母胎の中、胎児の口腔機能獲得について書かれてあり、摂食嚥下の原点に迫る内容となっていて、老化による摂食嚥下機能低下をより深く学ぶことができます。

「実際に介助される体験をしてみよう」

スプーンでヨーグルトを食べるとき、スプーンを下唇につけずに口の奥にヨーグルトを取り込んで食べようとすると、うまく食べることができません。

下唇にスプーンをつけることで口を閉じヨーグルトを食べることができるのです。下唇にスプーンをつけるという小さな動作が食べることに大きく作用することを体験できます。ほかにも様々な「体験してみましょう」の項目があり従事者目線でなく介助される側の不安や不便さを考えられるようになります。

食べる・飲むメカニズムの書籍詳細(p16のイラスト参照)

「摂食嚥下リハで原因を見極める」

むせてしまった原因は、単純に一口量が多すぎただけなのか。
あるいは老化による嚥下機能低下なのか。
食事に集中出来ずに飲み込む一連の流れに支障をきたしたからなのか。

具体的なポイントを見極めることで適切なサポート・ケアに繋がるのではないでしょうか。
その見極める目を養う為に摂食嚥下のメカニズムについて知識を深める事が大切です。

食事はQOL向上に大きく関わる分野だからこそ知っておきたい

高齢者、障害者、小児の食がわかる 食べる・飲むメカニズム

摂食嚥下に興味を持つ歯科衛生士の増加は、社会のQOL向上において歯科業界の活躍する幅のさらなる拡大につながると期待できます。
食事はQOL向上に大きく関わる分野です。歯科業界が口腔機能・摂食嚥下機能の保持増進のために、医療、福祉、介護など幅広い現場で活躍することを期待しています!

高齢者、障害者、小児の食がわかる
食べる・飲むメカニズム

著)摂食研究会、氏家賢明、大野 康 他
2015年/A5判/112p
2,000円+税(送料別)

まずは立ち読みする
「食べる・飲むメカニズム」公式ホームページ

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<その他の購入方法>
1、お出入りのディーラー様
2、シエン社

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ABOUT ME
大場 瞳
大場 瞳
出身校 日本医歯薬専門学校 歯科衛生士歴6年 一般大学卒業後、社会人経験を経てから 歯科衛生士学校へ進学 「口元から健康と笑顔を」をモットーに歯科医院で勤務中です。 この執筆者の他の記事はこちら
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